ミサのご案内Mass Schedule

- 主日のミサ
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午前9:30日本語 毎週日曜日
土曜日午後7:00(日曜日勤務の信徒のために)
午後3:00ポルトガル語 第1・第3日曜日
(調整中)ベトナム語
- 平日ミサ
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毎週水曜日午前 9:30
- 祭日のミサ
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守るべき祭日
復活祭・クリスマス・神の母祭(元旦)(※別途お知らせ)
平日にあたる祭日午後7:00
ミサとは
カトリック教会のミサとは、あらゆる祈りを含む一番大切な式典です。日曜日だけでなく、平日にも献げられ、尚も、結婚式、葬儀、洗礼式などの典礼行事がミサの中で行うことは有意義であり、誰でも参列するように招かれています。
ミサの由来は、キリストが弟子たちと共になさった 「最後の晩餐」にあります。その時にイエスは、十字架上でご自身の命を献げることによって神の限りない愛を世界に注ぎ、すべての人を救ってくださることを約束しました。そのしるしとして、イエスはパンとぶどう酒を取り、弟子たちに与えてこう言われました。「これがあなた方のために渡される私の体である。(中略)私の記念として行いなさい」(ルカ20:19-20)と。キリストのお望み通り教会は世々にわたってミサの時に「最後の晩餐」を繰り返し、キリストの死と復活を記念します。
「ミサ」という言葉は「派遣」を意味します。信者はミサの時に心を清め、聖書に記された神の言葉と「キリストの体(聖別されたパン)」を頂き、神と一つになる恵みを感謝して賛美します。また、派遣された者として、実践生活においてその恵みを生き、多くの人と分かち合う使命を果たすように召されています。
「至聖三者」
「至聖三者」のイコン
主任司祭 ジエブーラ・エウゲニウス(SVD)
カトリック半田教会の聖堂では、2024年11月17日(日)に「至聖三者」と「サン・ダミアーノ十字架」という二つのイコンが主日のミサの中で除幕され、主任司祭によって祝別されました。この度、三位一体を表現する「至聖三者」と呼ばれるイコンが伝えるメッセージを説明します。
半田教会の聖画は2024年にギリシアで描かれ、そのオリジナルは、1411年に画家アンドレイ・ルブリョフ(1360―1430)によってセルギイ大修道院(ロシアの首都モスクワの周辺)のイコンとして描かれました。
唯一の神が三位一体であるという啓示は、イエス・キリストが洗礼をお受けになった時に鳩の姿をとって聖霊が降り、天から「これは私の愛する子」との御父の声が聞こえたという出来事が物語ります。また、キリストは御復活の後、弟子たちに父と子と聖霊の御名によって洗礼を授けるようにお命じになったということも三位一体について大きな証しであります。
教会は、御子が人となったキリストであると信じ、御父を「御手」のシンボルで、聖霊を「鳩」のシンボルで表現する伝統があります。旧約聖書時代には三位一体の教えはないが、イスラエルの最初の先祖アブラハムは、息子の誕生を告げに来られた三名の神秘的な訪問者をマムレの樫の木の下に熱く歓迎して、「主」という神の称号で呼びました。このモチーフを用いて、画家ルブリョフは、信じるすべての人の父と言われるアブラハムが三位一体の神に出会った最初の人物であることを促し、イコンで至聖三者として表現します。それを明確にするのは聖画の上部に書かれた“H яГiя ΤPIяC”という古典スラブ文字です。その字の発音は「ハギア・トリアス」で、「三位一体」という意味のギリシア語の言葉です。
「サン・ダミアーノ十字架」
1.至聖三者の姿が表現する神の唯一性
このイコンに登場する至聖三者は、左側に御父と中央に御子と右側に聖霊がおられます。皆が白い祭壇(神の食卓)を囲んでいます。お顔は三者とも全く同じ表情であり、性別は男か女かが識別できないように描かれています。この光景は、三者とも唯一の神であることを表現します。一人ひとりの頭の周りにある同じ黄金の光輪は、三者の聖性と栄光が同じであり、黄金の背景も三者の聖性が全地を覆い、全世界がその栄光で満たされていることを伝えています。そして、一人ひとりが手に持つ同じ形の王笏も、三者とも同じ最高の主権者であることを現わします。
至聖三者が威厳を持って三つの王座に座しておられるが、腰を一つの食卓にも掛けている状態は、神の臨在の中心が祭壇にあることを示します。翼を持って互いに繋がっていることも、三者の一致のしるしです。その翼は三者の自由、勢い、無限性の象徴です。座っている御父と聖霊の足が見えますが、不思議なことにその足は歩く姿勢になっていて、イコンを見ている人の方へ進んでいるという印象を与えます。
至聖三者は、座っても、歩いても、飛んでいても、どんな行動の中でも、調和、品格、威厳が備わっており、イコンを見る人に近づき、心を神の平和と安心で満たします。
2.至聖三者の互いの関係と格別の役割
至聖三者の着用する服はそれぞれが異なりますが、その共通の青色は天に属する神性を示します。右側におられる聖霊は、青い衣服の上に緑っぽい外套を着用し、すべてを生かす役割を持つ方であることを示します。聖霊の姿は安静の状態にあり、平和を実現する方であることも促しています。
中央におられる御子の服装の半分は、土のような濃い赤で、もう半分は鮮やかな青です。その濃い赤は御子キリストの愛の深さを示すと同時に、御子が土から造られた人間となられたことも示します。また、外套の鮮やかな青は、神性を保っていることを強調します。こうして、御子の姿の内に天と地、神と人が一つに結ばれていることを促しています。幅の非常に広い御子の右手は、罪と死に打ち勝つ御腕の力を示し、救い主の役割を浮き彫りにします。その手の伸ばしている二本の指は、御自分の内に神性と人性という二つの本性が存在することを教えます。右の肩に掛けられているゴ―ルデンのストーラは大祭司の威厳のしるしであり、即ち、御子キリストは神と人との間の仲介者であることを示します。
左側におられる御父は直接身に着けている青い服も神性を現わします。その上に着用している大きな外套の色合いは識別ができない神秘的な模様を持っています。創造された天地万物のあらゆるものは、御父の内に存在することを促します。
御父が御子に、御子が聖霊に、聖霊が御父に体を向け、こうして至聖三者の状態は時計回りの動きをする輪を描いています。輪とは初めも終わりもない特徴があることから、三位一体の永遠性を現わし、神が完全な存在であることを促しています。神の食卓につく御父と聖霊の間にもう一つの席を設ける余裕があるから、もう一人がその輪に招かれているかのように見えます。四人目は、イコンを見ている人のことでしょう。もし、その人は神の食卓に着いたら、三位一体の交わりの輪が完成される印象を与えます。
真っ白の祭壇とその上に黄金の杯の中に載せてあるちっぽけな小羊は、御ミサの時に、「神の小羊の食卓に招かれた人は幸い」という聖体拝領の儀を指し示します。ところで、イコンの至聖三者のシルエットは、その小羊が御子キリストご自身であることを案じています。即ち、御父と聖霊の形が大きな杯を描き、その中に御子の全身が入っているという光景を見受けます。こうして、「神の小羊の食卓に招かれた人」は、実際に生きておられる御子キリストを拝領するという信仰内容を浮き彫りにしています。
3.神の家への人間の旅
至聖三者の体の時計回りの向きに対して、お顔と目の向きは反時計回りに動く輪を描いています。その動きは象徴的に、神の御心にかなった私たちの人生の旅を進む方向を指し示します。三者の一人ひとりの頭上に「岩、木、家」という三つの象徴の意味も、反時計回りの順番に見出すのは大切です。
聖霊の姿の上に「岩」が描かれています。一方では、人生の旅路の中で乗り越えなければならない大きな「岩」のような挑戦、困難や煩いなどを示します。他方では、どんな試練に遭遇したとしても聖霊が私たちに揺るぎない岩のような信仰の恵みを与えてくださることを促します。聖霊は私たちを神と繋ぐ祈る心を造り、生かし、御子に導く役割を果たすからです。
その次の象徴は御子の姿の上にある「木」です。聖書の中で「木」の象徴は広い意味があります。世の始めに楽園で禁じられた「木」から実を取って食べたアダムとヱヴァが罪を犯し、神から離れて死すべき者になったという一つの意味があります。アブラハムはマムレの樫の「木」の所で至聖三者を迎えて子孫が生まれる約束を受けたので、希望のしるしとなりました。また、キリストは十字架の「木」の上で命をお献げになったことによって死を滅ぼしたので、救いのシンボルとなりました。世の終わりに預言されている「命の木」からとった実は永遠の命を頂く象徴です。イコンの生の「木」は、御子に関係するので、様々な意味の中で死から復活の命へと移すキリストの過越の神秘を中心にする救いの業を表現しています。
主任司祭 ジエブーラ・エウゲニウス
ヨハネによる福音の中では、「私の父の家には、住まいがたくさんある」というキリストの証言があります。したがって、御父の姿の上に描かれている家は、人生の旅路の終点です。扉も窓もすべて開けっぱなしのこの家は、旅中で迷ったりするすべての人が、どんな時にも慈しみ深い御父に歓迎され、帰宅できるようにされます。そして、永遠の宴に参加して三位一体の交わりの中で共に住むことを促しています。
結論
以上のイコンのメッセージを簡単にまとめますと、以下の通りのことを表現します。三位一体の神は先に私たちの一人ひとりの所に訪れ、善い知らせを告げます。もし、アブラハムのように歓迎するなら、三位一体は御子キリストの体であるいけにえの小羊の食卓に招いてくださいます。そして聖霊から「岩」のような強い信仰の恵みを頂き、キリストの「木」によって救いの恵みを受け、御父の家に到達して三位一体の交わりの中で永遠に生きることができる、というメッセージです。
主任司祭
ジエブーラ・エウゲニウス
募集中 Currently recruiting
- カトリック半田教会納骨堂
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名古屋市立 八事霊園
所在地 / 名古屋市天白区天白町大字八事
アクセス / 名古屋市営地下鉄 八事駅下車
- 年1回、司祭・信者とともに合同慰霊祭
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- 半田教会納骨堂規約 -
納骨は半田教会にて受洗の信徒及びその親族とする
親族の場合は未信者であってもよいとする永代使用料(一室)20万円
3年・5年・10年の分割可能ご相談・お申し込みは
半田教会納骨堂管理委員会
Staff:真倉美喜
カトリック半田教会
TEL:0569-22-7416